オベイション
スーパーアダマス1687

 

 

今回本当ならば違う楽器を自慢する予定だったのですが、このモデルが製造中止になった、と最近聞いて、急きょ先に見せびらかすことにします。

 いいでしょう、これ。通称スーパーアダマス。
 よーく見て下さい。このギター、どこかで見たことありますか?
A「あ、知ってる。昔、南こうせつが弾いてた」
B「違うよコレ、尾崎豊が弾いてたヤツじゃん」
C「ってゆーかあ、『LOVELOVE』でkinkiの剛くん?(語尾上げ)もってたぁ?(同)みたいな」
 あなたはどの感想でしたか?
Aの人、間違いなく40歳以上ですね。ひょっとして、昔長髪でしたか?案外『中津川』のライブとかいきました?
Bの人、10年くらい前、校舎の窓ガラス割ったり、盗んだバイクで走り出したことがあるでしょう。ちなみにバイクを盗まれたのはうちの妻です。
Cの人、あなたは吉田拓郎氏の本当の姿を(もしかすると坂崎幸之介がどういう人かですら)知らないはずです。

 このギターはいわゆるエレアコ(エレクトリック・アコースティック・ギター)というやつで、生音でもアンプにとおしてもOKというやつです。
 そしてこのタイプはボディ裏がラウンドバックに(丸く)なっていてグラスファイバー製です。このメーカーオベイションのギターは全てグラスファイバーのラウンドバックになっています。特にこのアダマスシリーズはトップ(表板)もグラスファイバーなのが特長。小さいサウンドホールがぶどうの房の様になっているのも、このオベイションのオリジナル。 トップが木で出来ているこのサウンドホールのタイプ(エリートタイプ)は最近では「地獄のスナフキン」金谷某とかキムタク、キムタクの師匠(?)CHARが弾いています。

 さらにマニアの人に向けて。
 このスーパーアダマス1687、93年に購入したのですが、95年以降のものは若干のモデルチェンジをされていて、ネックの塗装がサテン仕上げになっていたり、ボディの裏の金粉の数が激減していたり、ピエゾピックアップがバージョンアップしていておまけに電池ボックスがボディの脇にあり、電池が取り出しやすくなっていたりします。
 つまり私のアダマスはネックに塗装、金粉いっぱい。そしてピックアップは古いタイプ、電池交換の際はボディ裏のフタをあけて、手を入れて交換しなければならない旧式。
 ただマニアの間ではこちらの方の価値が上がっているようです。
 それで旧式タイプであることを自慢しましたが、この「1587」自体、(どのバージョンも)店頭から無くなってしまった。で、

今回本当ならば違う楽器を自慢する予定だったのですが、このモデルが製造中止になった、と最近聞いて、急きょ先に見せびらかすことにします。

 そう言えばこのアダマスは「さいたまのたかがっき」兄さんの結婚式、従兄弟のくるみさんの結婚式の余興で、ちえセンセのフルートの伴奏で活躍。その際当然のことながら、皆さんの評判はこのギターではなく、もっぱらちえセンセのフルートでした。


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