ゴピチャント(ゴーピーヤントラ)

   

 いいでしょう。第一回目は、ゴピチャント(Gopichant)。
  ゴーピーヤントラ(Gopiyantra)という言い方もあるようですが、はたしてどちらが正しいのか(現地語でどう言うのか)は知らないので、知ってる人がいたら教えて下さい。とりあえず、ここではかわいらしく『Gopiちゃん』ということにしときますか。

 さて、このGopiちゃん、北インド地方の修行僧が演奏する楽器だそうです。円筒形のボディの底に革を張ってあり、二股の竹の棹の真ん中から張った弦を弾いて音を出す。底の革を共鳴させるんですね。音の高さは棹を握って変える、という仕組みです。音色は「びや〜〜ん」。(我が家ではこの音から「びやんびやん」という名称で呼ばれています。)北インドではお経の合間に「びや〜〜ん」と鳴らすのではないでしょうかー。
 写真では弦がよく見えませんが、よ〜く目を凝らして見てもらえば分かる通り・・・やはり弦は張ってません。長女の「たんぶり」が弦を切って以来張ってません。

 この楽器との出会いは、私がまだS楽器店に勤めていた頃にさかのぼる。場所は転勤先のS楽器宇都宮店。新店の為、オープン準備に追われていた私は、品出しのさなか、突如ダンボールの中から新聞紙に守られつつ姿を現したGopiちゃんと衝撃的な出会いを果たす。以来惚れ込み、想い続けて約半年・・・夏のボーナスでやっとの思いで購入。2千円也。


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