はじめてのフルート選び
(3)その他
♪Gisオープンと、Gisクローズ
左手小指が担当するGisキーが、指を離した状態で孔が空いているのが「Gisオープン式」、閉じているのが「Gisクローズ式」。
クローズ式のほうがトーンホールがひとつ増えて、音色に影響があるとか言われることがあります。
オープン式のほうが音色もよく運指が自然、だそうですが、私は普段使っていないのでよく分かりません(ごめんなさい)。慣れれば吹きやすいようです。しかし今、一般的に流通しているのはクローズ式のほうです。
♪U字管
身体の小さい子供のために、頭部管部分をUの字に曲げてある楽器。運指は普通のフルートと同じですが、組み立て方は諸説ありますので、先生に相談すると良いでしょう (写真モデルは5歳児=身長約120センチ。キーのラインと頭部管が平行という組み立て方です。こうすると、ストレート管とバランスのとり方が似て、数年後のストレート管への移行がスムーズです) 。
楽器選びに関して
ネット上にはいろんな情報があり、いろんな意見もあります。フルートの構造や機能を知る上では便利になったとも思いますが、果たして一般の演奏者やお客様が、そこまで判別できるのか? と思うほどに考えすぎる人が多いのも事実です。
しかし、そういう人たちが居るからこそ、楽器は数々の進歩を遂げたのだし、フルートの愛好者も増えたのも事実。楽器を買うからには、出来るだけ良いものが欲しい。なるほど、と知識を増やしていくのも楽しいことですから、情報はいただいて、極端な意見は鵜呑みにせず、上手に付き合いましょう。これはネット上の社交術です。飽くまで「自分」を見失わないよう。このサイトにしても私の主観が入っていますから、意見については鵜呑みにはしないでください!
音楽に必要なのは、究極的には楽器の性能でなく心です。聴いてくれる人間は、機械ではありません。かすれた音がたまに混じる演奏と、一分の狂いもなく全部の音色の波形が揃った演奏、聴いていて飽きないのは前者です。正確であれば正しいというものではありません。同じ技術ならば、音楽が前に進んでいるとか、聴いていて心地よいほうを「良い演奏」と感じるのであって、ミスがないとか音色が揃っているとかではありません。国際コンクールにでも出るのなら話は別ですが。
こだわって楽器を買っても、上級者がそれよりランクの低い楽器を吹くほうが音色が格段に良かったりすることもあります。 楽器を買ったなら、自分の持つ楽器はこうだああだと極めつけず、いろんな可能性を引き出して、可愛がってあげてください。いつかその楽器をフルに鳴らせるときが来るはずです。